2017年8月14日月曜日

動物でもゲノムサイズって様々ですね & PacBioセミナー録画

お盆休み。日本民族大移動。おかげで都内は空いてて快適!
今年は東京はあまり暑くないな、と軽く思っていたら、湿度が高いせいでしょうね、危うく熱中症になりかけました。
公園で2時間近くもフリスビーやっていたらそうなるか。

休み中のひとも多いと思うので、軽い話題。
哺乳類のゲノムサイズ、ってどれもヒトと同じくらいって思っていませんか?
私もちょっと前まで、哺乳類は大体3Gb って思っていたのですがとんでもない!
先月のDovetailのユーザーミーティングでリスを読んでいたひとは、ある種のリスのゲノムサイズは6Gbあるって言っていました。

この絵はSNSで見つけました。ゲノムサイズの面白い示し方ですよね。
プレゼンのネタの参考になります。

それにしても、ゲノムサイズが体のサイズに比例しないのは不思議です。
哺乳類じゃないけど、バッタが7Gb以上もあるなんて。
それに比べると、ハチドリは1Gbちょっとなんですね。あんなに激しく羽を動かす鳥なのでエネルギー相当使ってそう。でもゲノムサイズは小さい。

ゾウがヒトより大きいのは何となくわかる。耳と鼻が大きいから(笑)
タコがもっと大きいのは足が8本もあるから(笑笑)
(じゃあイカはどうなんだ? ムカデは?)

ゲノムサイズが大きいと、物理的に大きな核が必要になりますよね。細胞分裂で染色体全部がきちんと分かれてくれない可能性も高い(一部の植物やアメーバなどでは、きちんと染色体がわかれなくても生きていけるものもあるそうですが)。分裂にエネルギーをたくさん使いそう。
そんなリスクがあっても、大きなゲノムサイズを維持するにはやはりそれなりの理由があるのでしょうね。


話題代わって以前、アメリカ東海岸でユーザーミーティングがありました。
そこで使用されたスライドや、一部録画が公開されたのでお知らせします!

この録画は、PacBioのSarahが、二倍体のアセンブリについて、Falconアセンブリのアルゴリズムからアセンブリの評価方法、NCBIへの登録方法について喋ったものです。
こちらから見ることができるのでどうぞ。

スライドはこちらにUpされていますのでご自由にどうぞ。

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