2014年9月17日水曜日

Mount Sinai Opens New Genomics Lab

Mount Sinai といえば、今年の5月、「PacBio現場の会」でゲストスピーカーとして招待した Dr. Robert Sebra、覚えていますか?
彼のインタビューがフライヤーになりました!
こんな感じ
展示会などで配られるはずです。


そしてMount Sinaiからまたひとつ新たなニュースが飛び込んできました。
こちらの記事ご覧ください。
先日Genome WebでPremiumユーザでないと見れない記事が、もうオープンになっていました!


Icahn Institute at Mount Sinai では、新たに遺伝子診断用のクリニカルラボを建設中です。
Roche454があった建物らしいです。
そして人間も、Roche454から引っ張ってきたと書いています。

彼らがターゲットとするのは、がんを含む様々な疾患。 
700の疾患関連遺伝子をターゲットに、26,000のアンプリコンを、Ion TorrentのカスタムAmpliseqを利用してパネルを作製しているとのこと。
カスタムAmpliseqを自由に設計(Life Techによれば設計自体は無料とのこと)できるのは素晴らしいですよね。

この記事に出てくる、Mr. Glenn Farrell、彼も5月にBobbyと一緒に来日しました。
なので早速メールしたところ、遺伝子リストはまだ公開されないそうです。
今のところ、プロジェクトの参加者内でのリストにとどめているとのこと。
いずれにしても、メーカーが販売している遺伝子パネルとはだいぶ違うでしょう。

そして注目すべきは、Mount Sinaiでは既に2台、PacBio RSIIを持っているのですが、今回、3台めをこのラボ用に購入するということです。
彼らがどうやって、PacBioをクリニカルに応用していくのか見ものです。
何てったって、このラボのトップ、Dr. Eric Schadtは、設立初期のPacBioで長年CTOを勤めただけあって、PacBioの技術には精通しているからです。
もちろん、私もフォローしていくつもりです。

これから益々PacBioもNGSも、盛り上がっていくような雰囲気を感じます!


ところで、ライフテックのAmpliseqでカスタムに設計したアンプリコンは、PacBioで読めるんでしょうか?
原理的には読めるはずですが。
誰か、PacBioで読むことを前提にした、疾患カスタムアンプリコンに興味のある方いませんかね。
一から設計したい、PacBioで読んでみたい、という独創的かつ野心的な方、いたらお知らせください。 力になります! なれると思います。

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