2014年1月20日月曜日

HiSeq X 10

軽い気持ちで読んでください。

先週、シークエンス業界の巨人、Illumina社から、こんなリリースがされました。
曰く、1000ドルゲノムついに実現!その名もHiSeq X Ten
http://www.illumina.com/systems/hiseq-x-sequencing-system.ilmn

これって、HiSeqを10台並べただけじゃ・・・・ない?
天下のIlluimnaがそんなことするわけない! って思って良く読んでみたが、どう読んでも裏があるようには思えない。
1000ドルでヒトゲノムが完全に読めるかどうかは別問題ですが、HiSeq 10台分のデータはすごいだろうな。


台数を増やす、うーん、その手があったか・・・。
真面目に新機種を開発するだけじゃあ、生き馬の目を抜くようなこの業界は生きていけないか。
それとも、超高性能新機種をドーンとリリースする前に、ライバルをこのようなジョークで安心させて、ちょっと気を抜いた時を狙って撃ち落とす、新たなマーケティング戦略か?

考えすぎか。
CLIA承認のラボでHiSeq X 10があるのは世界でもBroad Instituteと韓国とオーストラリアの3カ所だそうです(2014年1月現在:Illumina社WebSiteより)
単にHiSeqを10台持っているところは他にもありそうですが。


で、それに対抗して、今日PacBioからもこんなニュースが。
その名も RSII Eleven
総重量11トン!
床抜けるかも!!

まだPacBioシークエンサーを11台持っている研究所は世界中どこも無いです。
ですのですぐに、世界最高のPacBioシークエンスセンターになれます!
1ランでヒトゲノム20X、それも平均数キロのリード長で出力、も可能です。
勿論、こちらは冗談です。
忘れて下さいね。



さてさて、もう一つ、こちらは冗談では無いまじめな話

前にも書きましたが、トミーデジタルバイオロジー株式会社・PacBio事業部では、私たちと一緒に働いてくれる人材を募集しています(2014年1月現在)。
実験・アプリケーションサポート職と、解析・ソフトウェアサポート職、の2つです。
しかしいまいち募集してくれるひとが少ない。
時期が悪いのか、募集事項が厳しすぎたのか。

メールで、info_pac(アットまーく)digital-biology.co.jp に連絡頂ければ、募集要項をメールします。

英語力や必要スキルは、万が一足りなくても、元気と努力でカバーできる人は是非チャレンジしてみてはどうでしょう?
新卒、中途、国籍、に制限はありません。
PacBio以外にも楽しいことが多い職場ですよ。



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