2013年9月29日日曜日

公式アナウンスメント: Roche Diagnostics と協力して診断機械開発へ


http://investor.pacificbiosciences.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=793199

この発表はご覧になった方もいるかと思います。
Roche Diagnosticsと言えばみなさんご存じ、454 GS FLX、GS Junor のメーカーですね。
スイスに本社を置くRoche社は、2012年現在全世界で82,000人の社員を抱え、R&Dに80億スイスフラン(約8672億円)を投資し、455億スイスフラン(約4兆9322億円)を売り上げる、世界最大のバイオテックカンパニーです。
診断の分野でも大きなシェアを持っているそうです。

そんなRocheとPacific Biosciencesが協力して、ヒトIn vitro診断機器を開発する、というアグリーメントを結びました。

おそらく、噂が立つと思いますので先に、これだけはお伝えしておきます。

RocheがPacBioを買収するという話ではありません!!

アグリーメントの内容は、このようなものです。
  1. PacBioは、ヒト in vitro 診断のための新しい機械をRocheのために開発する
  2. 新しい機械は、PacBioのSMRTテクノロジーを使用する
  3. Rocheはこの新しい機械を全世界で独占販売する権利を有する
  4. 開発資金として、3500万ドルをRocheから受け取り、さらに4000万ドルを受けとる予定である
  5. PacBioは、ヒト in vitro 診断以外の分野では、これまでどおり機械の開発・販売を続ける
今は、ビジネスを一緒に始めましょう、というアグリーメントが両経営陣の間で交わされた、というレベルです。

さっそくいろんな噂がツィートされているみたいです。
でも、噂の類はここには書きませんので、ご安心ください。

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