2013年4月14日日曜日

第一回アジアユーザーミーティング in シンガポール


2013年4月12日、シンガポールのセントーサ島、Movenpickホテルにて、第一回PacBioアジアユーザーミーティングが行われました。
日本、韓国、台湾、中国、マレーシア、オーストラリア、(抜けてるところあるかな?)のユーザーと代理店、アメリカからはJoint Genome Institute、BioSoft Integrator(ITベンダー)、そしてPacBio本社から数人とPacBioシンガポールオフィスのみんなが参加して、楽しいひと時を過ごしました。
各ユーザーの発表はもちろんConfidentialですので書けませんが、朝9時から夕方のバーベキューまで、皆さんとても楽しいひと時を過ごせたのではないでしょうか。
次回はもっとユーザーが増えて、発表も多くなり、きっと盛り上がるでしょう。 場所はバリ島なんかがいいかな、と、Pac副社長に言っておきました! 
そして、PacBioからのNews:
社内的には何ヶ月も準備してきたことですが、今回、公式にリリースされた情報があります。
それが、
PacBio RS II
何が違うの?
http://investor.pacificbiosciences.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=755828
上のリンクにある写真をよーく見てください。
ほとんど今までと同じですね。でも中身に大ーきな違いがあるんです。
1つのSMRT Cellは150,000のZMWがあり、今まで一度に75,000のZMWを読むのが限界でした。 理由は、蛍光検出に使用するレーザーのスプレッドされる数がそれくらいだったからです。ここを2倍にして、一度に150,000のZMWを検出できるようにしたのが今回のバージョンアップです。

120分Movieのリード出力が、単純に今までの2倍になります。 今までは75000のZMWを読んで、残りの75000は捨ててましたからねえ。
55分でCCSを作るときも同じ。今までは55分で75000、次の55分で残りの75000を読んでいた。
Movie時間は55分だけれどもセル一個分のデータを出すのに110分Movie時間がかかっていたのです。
それが今度は55分ですむので、時間短縮になります。セル8個、16個、となるとかなりの時間短縮になります。
(ベースコールの時間は含まれていません)

ユーザーミーティングにいると、いろいろなアイデアが聞けていいですね。 
「こんな使い方があるのかー」「OOさんがやってることと全く同じだ」
と思った方も多いはず。
言えるのは、既に発表されたツールやアセンブラーは、みんな一度は使っているということ。
まだまだPacのデータをいじれるツールは不足しているということです。
今なら、バイオインフォマティシャンにとって、PacBioデータは最高に楽しい材料だと思いますよ。
見たことないものをいじるのが好きなひとにとっては。

Movenpickホテルは良いところでした。
プライベートで泊まるにはちょっと高いかな。
しかし、シンガポールは暑い!!



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